ほぼ1年ぶりの更新。
MTGを止めてからこっちに書きこむことはほぼ無くなってしまっていたようだ。

■司法試験まで
・2014夏
四大法律事務所全部のサマクラに行く。西村→長島→森→アンダーソンの順番で。
西村はパートナーは良い先生だったんだが、全体的に意識高すぎる感じがしてちょっと辛いかもと感じた。
長島は担当アソシエイトが非常に良い先生だったし個室とかも良かったんだが飲み会でパートナー相手にやらかし過ぎた。
森は食事で飲み過ぎて帰りに怪我したり飲み会後1人で更に飲みに行ったりとか色々やっていたら寧ろ先生方に気に入られた。
アンダーソンは担当アソパートナー両方筑駒OBで、雰囲気は一番合っていたように感じた。食事の値段が他より少し安めだったかも?

・2014冬学期
授業も少ないし適当に勉強会をしながら司法試験にあんまり関係のない勉強をする。法と経済学だったり先端会社法(という名前のキャピタルマーケット入門)だったり。
試験受けた科目全部でA+を取ると丁度A+要件(8単位以上)とA以上要件(2/3以上)両方満たして成績特別優秀者だったけどそんなのは当然無理だった。

・3月
ローを卒業。最終順位は22位。
2年間、成績も割と良いところで安定していたし勉強も大変では無かったので楽しかった。
謝恩会でムービー見た時はちょっと泣きそうになってた。

・4月
辰巳で受けた模試の成績が結構残念な感じに。短答が(おそらく)合格ラインを下回っていて、論文も一つ偏差値60以上のがあっただけで残りは50台ばっかり。憲法に至っては30台。
少し不安になったが、模試の採点は結局パーツごとの採点にすぎないし、模試の採点官より自分の方が普通に法律出来ると思うのでスルー。
4月の半ばぐらいまでは大学に週2回行って今までずっとやってきた人間と勉強会。ぶんせき本の最新版が出たからそれを使って一番新しい司法試験の検討して勉強会終了。

・5月
適度に休みつつ司法試験まで。一日の勉強時間は3~5ぐらいだったと思う。
短答は毎日ある程度の量をやる。とはいえ4月時点でお察しな点数だったから全然足りなかったんだと思うけど。
論文は各科目気に入った本を読みなおす感じ。憲法=宍戸本、行政法=事例研究、民法=ロープラ、商法勉強せず、民訴=基礎演習、刑法=事例演習教材、刑訴=古江事例演習、倒産=演習ノートと言う感じで。1日1~2冊ぐらい読んでたかな。基本書を読むのも悪くは無いと思ったけど、基本書は記述が平板なことが多いので論文に役立つ知識を得るんだったら演習所とかの方が良いかなと思いこんなラインナップに。
試験直前は勉強しなくても良いから体を休めたほうが良い、と言う言説は絶対嘘だと思う。事案分析能力とか論理的記述力とかは直前にいくら訓練したって伸びないけど規範の記憶とかは直前にやれば伸びる。少なくとも論証を思い出すという作業をしなくていいレベルに覚えていなければならないから、勉強しないという選択肢は有り得ない。

アンダーソンの担当パートナーから「激励!」というタイトルの煽りメールが届く。

・司法試験
選択科目は倒産法で、五反田のTOCで受験。
最初の倒産法は1問ちょっと怪しいところがあったのと、1か所問題文読み落としたところがあったけどそれ以外は大体書けたかなと。
憲法は、皆が試験後騒いでいた「別異に取り扱わないことが差別か」―――これは青柳の基本書に書いてあったことらしい―――は当然問題文で触れて欲しそうな感じだったからきちんと触れたし書けたのだが、原告の主張で頑張りすぎて裁判官の判断で書くことが若干薄くなってしまったかもしれない。
行政法は救済法の部分は割と書けた(結論が判例と逆になるところがあったが、論理はがっちり書いているからそこまで点数は悪くないと思う)が、総論部分で「裁量」の言葉が思い出せずに裁量という言葉を使わずに説明していた。最初に裁量の広さについて論じていないから論理が飛んでいる感があったから、その後は事案の分析も法的な論述もきちんと書いたけど点数が丸々飛んだと思った。行政法は得意な科目だったので少し焦る。

民法は丸太に対する作成者の愛が感じられた。一通り書いたし特に問題あるような点は無かったかな。そこそこ書けた。
商法は最後時間が少し怪しかったが、全部の問題で一定程度の検討は加えられたのではないか。途中計算ミスをしたのは御愛嬌。
民訴は法律の問題と言うより文章書く問題だった気がする。これもそこそこ出来たんじゃないか。

刑法は今まであんまり出来ていなかった(予備試験論文通った去年も刑法だけはF評価だった)が、ちゃんとした検討を加えられたと思った。
刑訴は書かなければいけない量がやけに多くて大変だったけどなんとか。

こんな感じで初日以外はそんなに悪くない物が書けたんじゃないかなぁという印象だった。
時間配分に関しては天才的としか言いようがない状態で、途中答案0、一番時間が余った民訴ですら書きあげたのは残り3分時点。残り7科目は残時間1分弱。
論述の量も普段より筆が乗ってた。普段は6枚目ぐらいで終わっているのが大体7枚目、科目によっては8枚目に行ってた。


短答は4月の模試でも酷い点数だったから気にしていた。
民法は解いたときに若干怪しいなぁという感じで、憲法は大爆死。足切かと思って刑法の試験前半泣き状態だった。

・試験後~就活
試験翌日の昼過ぎに辰巳の解答速報が出たので入力してみたら足切点は間違いなく超えている感じだったので、各事務所へのエントリーシートを書き始める。
サマクラ最終日の飲み会&5月の煽りメールで「なるべく早く出して欲しい」と言われていたアンダーソンのをまずその日のうちに提出。楽だったし。その後長島、西村、森の順番で提出。森は1000字×3ぐらいで書くのが結構大変だった。
行く気は全く無いけど面接の練習でもしてみるかということでTMIにもついでに出す。ES自体は非常に短かったけど面接の際に使う資料(実質ES)が手書き指定で行く気が完全に消える。

倒産処理研究(ローのゼミみたいなもん)のコネで大江橋と阿部井窪片山に見学に行く。両方とも良い事務所だったが、ES書くのがめんどくさかったから出さないことに。大江橋で「10年後までに100億稼いだら大江橋を買収しにいく」と言ったような言わなかったような。

5月中にTMIの面接に行ったけど、最後の質問で「弁護士費用下げて仕事とってるって本当ですか?」「人が増えすぎて事務所が窮屈になっていると聞いたのですが本当ですか?」とか聞いた。なんか以前も面接で似たようなことをやった覚えがあるな…。

・6月
大手の就活解禁。
1日10時になった瞬間に西村から電話が来て、その直後アンダーソンのアソから電話。アンダーソンの電話切ったらすぐアンダーソンの担当パートナーから電話が来てオファーくれる感じに。11時過ぎに森からも電話。アレ?長島は?既に来ている人いるんだけど?
アンダーソンは行ったら10時ちょい過ぎの電話でもオファーを出すつもりだったとのことでそのままオファー貰う。一応残りの2つ行ってから考えるという返事をしておいた。ただ、他の事務所への感想を伝えたら「それ殆ど心は決まっているんじゃない?」と言われた。アンダーソンの悪いところはあんまり思い浮かばなかった感じ。
西村はパートナー3人とアソ4人ぐらいが入れ替わり立ち替わりと言う感じの面接をして、その後食事をした。悪くはなさそうだったけど、全体的に意識高い系な感じがする事務所なのがやっぱり気になる(実際に意識も高いんだけど)。
翌日森の面接行って、アソ1人+パートナー2人での面接。途中からサマクラのときの担当パートナーが来たり、初対面のパートナーが来たりで適当に質問を投げられてく。

ここまでのところで、志望度がアンダーソンと並んでトップだった長島から連絡来ないしアンダーソン受けようと思って連絡。西村は(まだ選考中だったけど)断りの連絡。
森は翌日オファー貰ったが、オファー貰ったその電話で断った。


その後はアンダーソンの弁護士・スタッフがやるライブに行ったり、内定祝いのディナーで寿司に行ったり、先生と野球を見に行ったりアソと日本酒を飲みに行ったりな感じで大体イベントはひと段落。

夏休みは割愛。

・9月
合格発表。
上記のミスがあったからどうかと思ったけどちゃんと受かってた。安心。
内定者の知り合いも同じクラスの知り合いも結構落ちてる。合格点が上がったことが原因か―――平均点も上がっているのだが、全体的な点数が上がった場合大外ししたときのリスクが高くなる。それで足を掬われる人が結構出ていたのではないか。
修習希望は福岡札幌金沢岡山秋田富山で提出。

コメント

非政府組織
2015年9月12日19:09

さすぼん

きちそん
2015年9月12日20:38

改めておかぼんは天職に就いたのだなぁと感じる

AKKA
2015年9月12日22:03

おめでと!

BEJI
2015年9月13日4:18

>>nogoo
さす俺

>>きちそん
やりたいことやれるって幸せだわ

>>AKKAさん
ありがとうございます!

geru
2015年9月17日22:38

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